Vol.2 深海の常陸丸、初の潜水撮影 ― 写真家・清水淳が明かす姿
玄界灘の水深80mに眠る大型貨客船「常陸丸」の潜水調査プロジェクトレポートVol2。撮影チームの中心となる水中写真家・清水淳による記録をお届け。
- 海底120年の沈黙を写す 「水中写真家・清水淳による潜水調査の記録」
- 今後のスケジュールと公開方針
- まとめ(水中写真家の視点)
- プロジェクトベース&メンバー
- プロジェクトメンバー
第一回目の初日
出航後約90分、風波は穏やか。固定後すみやかにドライへ。想定水底温18℃以下に備えた装備でエントリー。強い潮に阻まれ再投入、アンカーラインを綱引きのように手繰り80mへ。75mで一旦停止しカメラ展開——握力が抜け、カメラが水底へ。追い、取り戻す。目の前に常陸丸。20カット撮影後、長い浮上へ。水深40mでサポートと合流し使用済みTrimix×2本を受け渡し。6mで最長60分の減圧。翌17日は潮位を読み、計画通りの撮影。洋式便器を確認。鋼板は崩落し、避難に使われたと思しきロープも垂れていた。
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